新着情報
箱瀬淳一展「漆の十色」開催のお知らせ
2023年9月12日
「日本が誇る伝統工芸 輪島塗」を世界へ。
伝統工芸はその土地の風土と暮らしの中で、伝統的な技法と匠の技をもって育まれ、人から人へと受け継がれてきた大切な財産です。
千年の歴史を持つ、石川県輪島市の輪島塗は、四季ある輪島の風土を感じながら、日本人が日本の素材を使い、
使いやすいように、強く美しく、代々受け継がれるものとして、作り手の技と研ぎ澄まされた心で作られる作品です。
人間国宝はじめ、世界で活躍する工芸作家、未来に花咲かせようとする若手作家まで、作品の紹介と共に、拘りぬいた素材と技術、作風や作家情報などを発信してまいります。
髹漆(きゅうしつ)の人間国宝
小森 邦衞
小森邦衞(こもりくにえ 1945年生まれ) 石川県輪島市出身の日本の漆芸家。2006年に髹漆の重要無形文化財「髹漆」技術保持者に認定され、漆本来の美しさを追求した作品を制作されています。
塗と蒔絵を使いこなす
箱瀬 淳一
1955年輪島市生まれ。1975年、蒔絵氏田中勝氏に師事。5年間の修行ののち、下地職人に再び弟子入り。
輪島塗では、各工程ごとに職人さんが腕を振るう分業制が特徴ですが、箱瀬氏の物つくりへのエネルギーは「一から自分の手で漆器をつくる」という形へとたどり着きました。
器の形の提案、加飾のデザイン、すべてをプロデュースすることにより、「蒔絵・塗」の技術に、箱瀬氏の漆器への思いの詰まったデザインが加わり、唯一無二の箱瀬流の美しい漆器が作られます。
漆人 角偉三郎とその遺志を受継ぐ
角 有伊
角有伊(かど ゆい 1968年生まれ ) 父に角偉三郎を持つ、石川県輪島市出身の日本の漆芸家。1986年四代目須田菁華の元で陶芸を学び、器の根底を探る修行を経て、 2003年、父の偉三郎、角漆工房の仕事に入る。2005年偉三郎が他界後角工房の代表として偉三郎の遺志を受継ぎながらも、独自の漆の世界を作りあげる。
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