「本堅地」と呼ばれる伝統的な下地技法。ここにこだわりがあるのが輪島塗の特徴です。
特徴的な下地に「布着せ」と「地の粉」があります。
・布着せ・・・破損しやすい所に布を漆で貼り付ける。
・地の粉・・・地元珪藻土を粉末化したものを漆に混ぜ塗り、塗膜をつくります。
1辺地、2返地、3返地と塗り重ねます。
塗って⇒乾燥⇒研いで⇒塗って⇒乾燥⇒塗って・・・を繰り返し徐々にきめ細かい肌合いへと変化していきます。
ここが輪島塗の最大の特徴!
地の粉を使って表面のざらつき凹凸を取っていく下地加工
いつもお世話になっている下地職人の歌見さん。
この道〇〇年!背筋の伸びたその姿かっこいいです!!
この地道な下地作業により、割れても修理が可能で100年200年代々使っていただける輪島塗が作られる由縁であります。